電子最大手のサムスンは、同社の次世代スマートTVに非代替性トークン(NFT)の実用性およびツールを統合する計画があることを、CES 2022で大々的に発表した。
電子最大手のサムスンは、同社の次世代スマートTVに非代替性トークン(NFT)の実用性およびツールを統合する計画があることを、CES 2022で大々的に発表した。
電子最大手のサムスンは、同社の次世代スマートTVに非代替性トークン(NFT)の実用性およびツールを統合する計画があることを、CES 2022で大々的に発表した。
同社の公式発表によると、NFTサポートを搭載した同社の2022 MICRO LED、Neo QLED、およびFrame TVは近日発売となる。
これらのテレビのユーザーはSamsung Smart Hubにアクセスして、そこから自分のNFTを表示、取引し、マーケットプレイスを閲覧してNFTを購入することができる。
スマートフォンやテレビで知られる電子企業、サムスンは、NFTの発行が主な論争の的となっているeスポーツおよびゲーミングコミュニティの外でNFTサポートを提供しようとする企業のうち、ここ最近では最も大手の企業である。
2021年にデジタル資産への興味が明らかに急上昇したことから、NFTが2022年の人気アイテムになることはほぼ確実と言える。
この新技術の広がりに加え、デジタルアートおよび資産市場への理解と評価が深まったことから、これまで以上に多くの人々、特にこれまでNFTを理解していなかった、またはその存在すら知らなかった人々が今後、NFTを潜在的資産、さらには投資の対象として見るようになると思われる。
サムスンがこの新しいタイプの技術をサポートするとなれば、新製品好きな人々が、NFTによる特典に注目してくるだろうが、NFTの人気は決して普遍的なものではなく、技術、ゲーミング業界の他の分野ではNFTに対してかなりの反感がある。
つい昨日も、スクウェア・エニックスの松田洋祐社長が、多くのスクエニゲームファンの希望に反し、同社の大規模なゲームライブラリーにNFTを追加する意向を発表して大騒動を巻き起こした。
その一方で、2021年10月にはValveが、Steamゲーミングネットワークを基盤とするNFTおよびクリプトゲームの一切を禁止すると発表し、これらの追加に関する同社のスタンスを明確にした。
NFTが、eスポーツ、技術およびゲーミング業界全体で、強力かつ正反対の意見を引き起こしていることは明白だが、自社テレビにNFTサポートを導入しようというサムスンの決定がこれに大きな影響を与えるとは考えられず、むしろ賢明な動きであるように思われる。
NFTに対する主な論議のひとつに、ゲーム内に使用されるスキンやアイテムはさておき、一部のタイプのNFT、特に、より芸術的な性質を持つNFTが、それら芸術作品または彫刻の購入時の表示方法では表示できないということがあった。
サムスンの新型テレビはユーザーに、少なくともデジタル資産を表示する機会と、それらを売買するオプションを確実に提供してくれる。またユーザーはそれと同時に、これらのテレビを単にテレビとして操作し、希望すればNFTオプションを無視することも可能である。
同社のこの決定が技術、ゲーミング、eスポーツまたはeスポーツベッティング業界に与える影響を推測することは困難だが、雰囲気的には、当初これらは無視されそうだ。
しかし今後さらにNFTが広まれば、今この技術に断固反対している企業はおそらく、この競争での見込み違いを悔やむことになるだろう。